AXIAL SCX24のステアリング角をアップさせるカスタム
MEUSなどからステアリング角50度超えのフロントアクスルが発売されていますが、それに近いステアリング角をノーマルのフロントアクスルで実現するカスタムをやってみます。
ステアリング角がアップすると最小旋回半径が小さくなって、クローリング時にラインの選択肢が増えるので楽しみがもっと広がります。
今回のカスタムを行う上で重要なのは、ノーマルのアクスルシャフトではなく「ユニバーサルジョイント」のアクスルシャフトを使うことです。
今回交換するパーツ
今回の予算は2,000円くらいです。
MEUS Racing Universal Joint Axle Shaft Cross Knot CVD Drive Kit for SCX24 Stock Straight Axles
今回購入したのは、MEUS Racingのアクスルシャフトです。
ISOKINETICアクスル用の同じようなシャフトが販売されていますが、ノーマルアクスル用を用意します。
たしかINJORAからも販売されていたと思います。
ユニバーサルジョイントのアクスルシャフトに交換するメリット
ノーマルのフロントアクスルシャフトは2つの部品から構成されていますが、クローリング中の衝撃などでジョイント部分が外れたり破損してしまうことがあります。
これを一体型のユニバーサルジョイントタイプに変更することで解決できます。
ユニバーサルジョイントタイプの方が可動範囲も大きいです。
また、高硬度なCVD製なので強度アップも図れます。
SCX24のノーマルフロントアクスルのステアリング角をアップさせるカスタムのやり方
タイヤとボディを外し、続いてフロントダンパーの下側を外します。
フロントアッパーリンクとロアリンクを外します。
サーボコネクターを外し、フロントアクスルを取り外します。
フロントナックルの上下のネジを外して取り外します。
作業の邪魔になるのでサーボマウントも外しておきます。
続いてノーマルのシャフトとベアリングを取り外します。
交換するシャフトを差し込んでみると、アクスルハウジングとシャフトが干渉しているのがわかります。
今回のカスタムはこの部分を削って、ステアリング角をアップさせます。
ナックルの取り付け部分は残して、アクスルが干渉している部分を切り取ります。
アクスルハウジングはプラスチックなので、ニッパーで簡単に切れます。
先程の不要な部分を切り取るとシャフトが目一杯まで動くようになります。
上の写真は、アクスルの右側が加工前、左側が加工後です。
これを両側行います。
後は先程の逆の手順で組み立てて、車体に戻して完成です。
この時に、ベアリングはユニバーサルジョイントアクスルシャフトに付属しているベアリングに交換します。
リアアクスルシャフトの交換
リアシャフトもセットになっているので合わせて交換します。
交換することでシャフトの強度が上がります。
以前にリアアクスルシャフトの外し方は解説しているのでここでは割愛しますが、アクスルハウジングの2本のネジを外すと引き抜くことができます。
ステアリング角をアップさせるカスタムを行った効果
画像1枚目がノーマルの状態、2枚目がカスタム後です。
明らかにステアリング角がアップしているのがわかりますね。
もう少しサーボのトルクが欲しい感じもするので、他の課題の解決も兼ねてサーボ交換も検討しようと思います。