AXIAL SCX24のサーボ交換 & サーボ取り付け位置の見直しをしてみる
シェイクダウンの時の課題であった「サーボホーンの引っかかり」を改善できないか、サーボ交換と合わせて調整してみようと思います。
せっかくなのでサーボも今回のテーマである「なるべく低予算で走破性をアップさせる」に沿って探してみようと思います。
今回交換するパーツ
今回の予算は5,000円くらいです。
PTK 9497 MG-Dサーボ
AliExpressで見つけたPKTというメーカーのサーボです。
初めて聞いたメーカーだったのですが、スペック表を見る限りではコスパ高そうだったので人柱で買ってみることにしました。
6.3kgのコアレスサーボでこの値段は他に見つかりませんでした。
その他の候補だったサーボ
- MEUS Racing M3280S 8KG Digital Micro Servo
値段は同じくらい安いのですが、コアレスサーボではなかったので見送りました。 - MEUS Racing Brushless High Torque Micro Shifting Servo
以前に使ったことがあって性能は良いのですが、値段が今回のコンセプトからは外れてしまいます
値段は安いけれど個人的に無しだと思うサーボ
- EMax ES08MA II Servo
以前にFCX24を組んだ時に使ってみたのですが、すぐに壊れました - INJORA INS012G 12g Digital Servo
スペック表を見るとトルクが1.2kgしかなく非力です
9limondの7kgサーボとINJORAの7kgサーボは、サーボホーンを取り付けるギアのピッチが違うのでSCX24用のサーボホーンが取り付けできません(9limondは現物未確認)
INJORA CNC Aluminum Adjustable Servo Mount
今回はサーボの取り付け位置も調整したかったので、INJORAのアジャスタブルタイプのサーボマウントにしました。
サーボマウントには取り付け位置固定のタイプもあります。
MEUS Racing SCX24 Servo Arm 25T Servo Horn
サーボホーンはMEUSのサーボホーンにしました。
商品写真で見るとSCX24用もTRX4M用もFCX24用も同じに見えるのですが、ネジ穴のサイズや長さなど全て違うので注意が必要です。
サーボの交換方法
作業の邪魔になるのでボディは外しておきます。
フロントのアッパーリンクを外します。
サーボホーンを取り外します。
ESCからサーボコネクタを外し、サーボマウントごとサーボを取り外します。
サーボマウントを組み立てます。
サーボ取り付け用のパーツが「く」の字のような形をしているのですが、外側に向けて「く」の字が曲がっている方向で取り付けます。
サーボマウントをアクスルに取り付けます。
サーボを取り付けます。
サーボマウントに付属していたワッシャーがうまくサーボにはまらなかったのですが、適当なワッシャーが手元になかったのでひとまずこれでいきます。
アッパーリンクを取り付けて、サーボをESCに繋ぎます。
写真を取り忘れてしまったのですが、一度電源を入れてサーボギアが中心に来た状態でサーボホーンを取り付けて完成です。
INJORAからサーボホーン取り付けの参考になる動画がアップされていました。
サーボを交換してみた効果
初めて使うサーボだったので、どうなることか内心ドキドキだったのですが、結果としてはコスパの高い当たりサーボでした。
動画で見ると伝わりにくいかもしれませんが、実際に操作してみると明らかにトルクアップしてキレが良くなっていることを実感できます。
予算優先でリグを組むならば、PTKは有力候補だと思います。
予想外だった問題
当初の計画ではサーボの位置を後ろに下げて、サーボホーンが登坂時のアプローチで干渉しにくくすることでした。
実際に取り付けてみるとサーボとESCのトレイが干渉してしまい、期待していた程は後ろに下げることができませんでした。
原因はノーマルサーボに比べて大きくなったことにあります。
もうひとつの問題は、今使っているサーボリンクロッドがサーボホーンの裏側に取り付けられないことです(ネジがデフカバーと干渉してしまいました)
結果として本来の目的を達成できていないので、サーボリンクロッドの交換を含めて改善をしていこうと思います。
取り急ぎの応急処置
何か対策をできないかパーツ入れを漁っていたらちょうどいいワッシャーがあったので、サーボとサーボホーンの間に2枚入れました。
これによってサーボホーンの裏側にロッドを固定できるようになって、デフカバーとの干渉もなくサーボホーンの出っ張り問題を軽減できました。
とりあえずこれで様子を見てみます。