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AXIAL SCX30が発表されたのでまとめと個人的見解

AXIAL SCX30が発表されたので、まとめと個人的見解

AXIALから新しいプラットフォームとなる「SCX30」が発表になりました。
このブログでは新製品紹介はしない方向だったのですが、このニュースは特別なので発表になっていることのまとめ、個人的な見解など書いてみようと思います。

AXIAL公式から動画がリリースされていますが、少し長い動画なので以下にポイントをまとめていきます。

SCX30の第一弾モデル

SCX30の第一弾として発表になったのはBRONCOとJEEP JLUの2車種。
それぞれ2カラーの展開です。

RTRなので、バッテリー、充電器、プロポ、プロポ用の電池までセットになっています。
プロポ用の電池が付属していない場合も多いけれど、SCX30は本当の意味で「RTR」ですね。

サイズ感

スケールはその名前の通り1/30スケール。
車体サイズは152mm x 70mm x 70mmとSCX24と比べてもかなり小さいですね。
152mm x 70mmはスマホとほぼ同じサイズです。
このサイズ感すごく良いです。
重さも150g程度とSCX24と比べてだいぶ軽いのが驚き。

ボディ

ボディはABS製ボディーです。
ポリカーボネート製ボディに比べると重いのでパフォーマンス面では劣るかもしれないけれど、ポリカボディでは再現できないディテールが再現できるので、個人的にはABS製ボディの方がうれしいです。

ルーフラックなどのボディアクセサリーを外す時のパーツも用意されているのは嬉しいポイント。
個人的にパーツを外して下穴が開いてる状態が気になるので、こういう細かいところも良いですね。

前後LEDが装着されていますが、どちらもボディ側に取り付けられていて配線が煩わしくないのが良いです。

シャーシ

シャーシは一体成型で作られていて、ジオメトリーはSCX24のコンペ向けLCGシャーシを意識した設計になっています。
SCX24のノーマルシャーシとは違って全体がショックマウントポジションよりも低い位置に配置され、ギアボックスは前荷重になるような少し前寄りの位置に設置されています。

ショックマウントポジションも多数用意されているので、細かいセッティングができます。

スキッドプレート・リンクロッド

スキッドアングル9度の設計になっています。
リアリンクロッドは標準でハイクリアランスタイプが装着されているので腹下のクリアランスも確保されています。
フロント側はストレートリンクで今っぽいジオメトリーです。
リンクロッドのピボットボールがスチール製なのもうれしいポイントですね。

リアアッパーリンクの取り付け位置が2箇所から選べる構造なので、ノーマルの状態でもセッティング変更ができます。
スキッド側の取り付け位置は変更できないようです。

モーター・ギアボックス

モーターはSCX24と同じサイズが採用され、ギアボックス内のギアやピニオンギアもSCX24と共通の設計なので、SCX24のカスタムパーツがそのまま使えます。
この辺りの設計の配慮もすごく良いですね。

メンテナンス性も考慮されていて、ギアボックスを外すことなく内部にアクセスできるようになっています。
SCX24だとほぼ全バラシになるので、この刷新はうれしい。

前後アクスル

前後アクスルはプラスチック製で、ノーマルでフルベアリング仕様、中のウォームギアはSCX30の独自規格らしいです。
アクスルハウジングのデザインがデフスライダーと一体型形状なのもコンペ向けリグを意識しているなと感じます。

ダンパー

ダンパーはオイルフィルではなくグリスフィルらしいです。
動画を見る限りでは、そこまで悪くないのかなという印象があります。
社外メーカーで今後オイルフィルが登場するのかなと期待はしています。

タイヤ・ホイール

動画の中では詳しいことは触れられていませんでしたが、外径50mm以下くらいと予想しています。
ホイールもおそらく1.0インチよりも小さくなるのではないかと。

この辺りは今後社外パーツが充実してくれるとうれしいです。

カスタムパーツ

すでにカスタムパーツも開発されているようです。
ブラス製のロッドやブラスナックルなど、基本的にはパフォーマンスを向上させるパーツ展開とのこと。

サードパーティでもPro-LineやMOFOがカスタムパーツを開発していることを発表しているので、今後SCX24のようにたくさんのパーツから選択できるようになることを期待しています。

まとめ

単刀直入にすごく欲しいと思っています。
1/24でも室内で遊ぶことはできますが、微妙に大きさを持て余している印象があるので、1/30というスケールはピッタリなんではないかと。

日本だとクローラーを楽しめるフィールドまで遠い環境だったり、年々長くなっている夏はなかなか外で遊べないしということを考えると、インドアクローリングはすごくアリだと考えています。
あと、これまではコンペというと屋外が当たり前でしたが、このスケールが登場することでインドアコンペが開催しやすくなることにも期待しています。

値段も$99.99と手頃で、AXIALの動画でも触れられていますが、クローラーラジコンを始めるキッカケになりやすいと思います。

SCX24が発表された時も「このスケール必要?」というリアクションがあったらしいのですが、今となっては巨大マーケットのプラットフォームに成長しました。
最近のSCX24界隈の動きを見ているとショートホイールベースが盛り上がり始めているので、このSCX30のスケールも受け入れられるのではないかと予想しています。

ここまで個人的に気になるポイントをまとめてみましたが、細かいところはまだまだ紹介されているので詳しく知りたい方は是非公式の動画を見てみてください。

とにかく12月の発売が待ち遠しいです。
みなさんはどうしますか?

※この記事内で使用した画像は、全て公式動画からの抜粋です。